筆のはなし2 -筆の手入れ- How to take care of Fude brushes | 出張書道体験も西麻布書院

皆さんこんにちは。ご無沙汰してしまいました。m(_ _)m

気が付けばもう今年のカレンダーも残り2枚になりましたね。しかももう中旬。本当に時間が経つのが加速している感じです。

前回、文具四宝の筆について、その種類などについてご紹介しました。今日は筆の手入れ方法について。

 

墨を落とす

書く時は喉(根元)までたっぷりと墨をつけていますか?書いているうちに穂が割れてくるのは、根元が乾いてきたことが原因です。穂先にちょっとつけた墨を根元まで送りましょう。

そして落とす時は、根元の墨を残さないようにしっかりと落とします。水道水でジャブジャブ洗うのは穂を傷めることになりますので、反古紙(ほごし。失敗作や練習した後の半紙)を5-6枚重ねて、その上で穂に水を少しずつ垂らしながら反古紙に墨を吸わせます。落ちたかなーと思ったら、別の反古紙で水気を拭き取り、吊り下げて干します。筆架(ひっか。吊り下げる道具)がなくても壁に刺した画鋲などに引っ掛ければOKです。↓

 

 

↓乾いた時、筆はこのようにふさふさになっているはずです。

 

乾いた状態で穂が固まっていたら… 

あなたの筆がもし乾いた状態でパリパリに固まっていたら、穂に墨が残っている証拠です。その場合、入院させましょう。

筆を↓のように水を入れたペットボトルやジャムの瓶などに数時間浸けておきます。重症の場合、そのまま一晩浸けておきます。朝になったら墨が下に落ちているでしょう。さらに重症の場合はこれを繰り返します。

 

普段反古紙で墨を落としている方も、時々はこのように水に浸けて完全に墨を落とすといいでしょう。穂に墨が残っていると、抜ける原因になります。

このようにきちんと手入れをして使っていれば、それだけ筆も長持ちします。また、自分の気に入った筆があったら、2本買って交互に使うとなおいいです。靴が1足を毎日履いて履きつぶすより、2足を交互に履いたほうが傷みが少ないのと同じです。 

 

では、次回は硯(すずり)についてお話ししましょう。^ ^ 

 

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西麻布書院 代表  古川静仙

前回(筆のはなし) │ 次回(硯のはなし)

 

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How to take care Fude brushes ~

When you brush, you dip the Fude-brush into Sumi-ink completely. Then when you finish brushing, you should take the sumi away from the Fude brushes immediately. That will keep your brushes in good condition for a long time. In addition, it will be better if you use two brushes in alternate shifts.

 

There is a trial class. You can sign up from here if you are interested in Shodo.

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I'll be looking forward to your joining us!

 

Thank you,

 

Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shoin

 

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