古川静仙の一日~古典の臨書#4 張遷碑 ~ One day #4 Chosenpi~ 西麻布書院

晴天の祝日でした。洗濯物をベランダいっぱいに干してから、いざ書道の宿題!(大きな作品となると、勢いが必要です。それと大量の墨!)

今日は隷書の『張遷碑(ちょうせんぴ)』臨書。全紙(ぜんし)。あれ?どこかで聞いたことがあるような…とお思いの方、そうです、以前のブログで半切(はんせつ)の宿題を書いたのをご紹介しました。半切は中間試験のようなもので、先週ようやく3ヶ月に渡る授業が終わり、今回が最後の仕上げの全紙(半切のちょうど二倍の幅)の宿題です。オリジナルの拓本を見ながら書きます。

 

途中で休憩してしまうと、筆が乾き、墨の濃度も濃くなり、調子が狂うので、書き始めたら集中して一気に仕上げます。

↓そして完成。全紙(70cm×136cm)。

 

↓『張遷碑』の隷書は、左はらいがぴょんと持ち上がっているのが特徴です。

 

それから、優美でない朴訥とした書風が特徴です。オリジナル通りに書くのが臨書。(-.-)

この3ヶ月の間、この苦手な書風を学んできました。それがようやく終わり、ホッとしています。『張遷碑』は好きな書風ではありませんでしたが、基本的には隷書篆書が好きです。隷書では『曹全碑(そうぜんぴ)』のようなやわらかく美しい書風が好きです。またの機会にご紹介したいと思います。来月からは空海の行書と甲骨文に入ります。楽しみです~♡^o^

 

私は全書体をすでに習得してはいますが、このように、毎年毎年全書体を異なる様々なテキストで繰り返し学んでいます。一年で全書体を一周します。今年はすでに隷書と篆書が終わりました。あとは、甲骨文、行書、楷書、仮名、草書をまた違った書風で学びます。書道は一生勉強なのです。たのし~♡^ ^

 

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西麻布書院 代表  古川静仙

 

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Seisen Furukawa's one day #4 ~

This big piece is today's work, reisyo "Chosenpi". I need a lot of energy to have done this kind of big piece. It makes me exhausted! But I feel so good when I have done!

Why don't you try Shodo if you live in Japan? It's a good chance to learn something very Japanese.

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Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shoin

 

 

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