千字文とは ~ 1,000 Kanji characters written in 6 different styles. ~ 習い事は西麻布書院

ショップで販売している『六体千字文』というテキストがありますが、そもそも千字文(せんじもん)とは何かご存知ですか?

 

千字文とは、天地玄黄(てんちげんこう)宇宙洪荒(うちゅうこうこう)・・・から始まる四字一句の二百五十句から成るいわゆる四言古詩です。千字文の作者は、梁時代の周興嗣(しゅうこうし、470年頃~521年)と言われています。梁の武帝が王子たちの手本用に、殷鉄石(いんてつせき)に命じて王義之(おうぎし)の筆跡の中から重複しない文字を千字集めて摸本をつくらせましたが、出来上がったものは、単に千字が何の規則性もなくバラバラに並んだ状態であったといいます。これでは手本としては使いにくいだろうと、当代随一の文章家であった周興嗣に、これを韻文になるようにせよと命じました。周興嗣は、この千字を用いた韻文一篇を一晩でつくりましたが、その苦心のために髪が真っ白になったと言われています。

 

こうして作られた千字文は、韻文の美しさもさることながら、文字の習いやすさから、中国はもとより、日本においても、早くから手習いの手本として珍重されました。歴代の能書家たちの多くは、この千字文を作品に残しています。

 

さて、西麻布書院で販売している『六体千字文』は、西麻布書院の名誉教授である松浦邑僊がこの千字文を六書体(楷書・行書・草書・隷書・篆書・甲骨文)で書き上げたテキスト本です。一つの文字が横一列に六書体で並べて書かれているので、書体を比較するのにも優れています。

 

松浦邑僊が、書道を学ぶ人たちの研究の助けになればという気持ちで自主出版したものです。初版本は早々に完売してしまい、その後「あの六体千字文がほしい」との希望が多かったので、ついに再版されました!私も初版本は買うことができず、再版されるのを待ち望んでいましたので、再版されて本当に嬉しいです!

 

書道仲間には、これをテキストとして、全書体を習っている人も多いです。

私は、自習用に愛用しています。夏休みなどの長い休みの時などに、各書体を忘れないようにお稽古するために使っています。

↓こんな風に。楷書と草書。昔書いたものがちょうど出てきました。「天地玄黄、宇宙…」

 

 

↓続き。「…洪荒、日月盈昃」

 

 

半紙1枚に8文字書くと、ちょうどテキスト1ページ分なのですが、やはり書道のお稽古ではこのように6文字ずつ書くことがオススメです。8文字では文字が小さすぎるのと、余白がなくなるからです。

 

このように、自分の書きたい書体を、どこからでも書くことができますし、一日何ページと目標を決めて書くのもいいと思います。小筆で書けば細字の練習にも使えます。

 

再版本が完売する前に、書道の友として是非一冊手にしていただき、愛用していただければ幸いです。(^.^)

 

次の機会に千字文の読み方などをご紹介しましょう。千字文の読み方と意味はこちら

 

西麻布書院 代表  古川静仙

 

 

 

習い事・お稽古事がしたくなったら・・・ 西麻布書院へGO!

 

 

Textbook "rokutai-senjimon"

1,000 Kanji characters are written in 6 calligraphy styles! Written by Yusen Matsuura.

This is a very good textbook for those of you who learn Shodo.

Please check it out on our shop. (^.^)

 

Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shodo Studio

 

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