何を習うべきか? ~ How you should learn Shodo? ~ 正統派書道教室 西麻布書院

書道教室と言っても様々あります。初心者を対象に、「古典の臨書から学びましょう」とか、「お手本なしで自由に書きましょう」など。。。

もしあなたがこれから書道を始めようと思っているなら、何から習うべきなのでしょうか?

 

まず、初心者の方がいきなり古典の臨書をするのは、無理があると思います。古典とは、中国や日本の歴史に残る能書家の作品のことです。臨書とは、筆法も形もお手本どおりに模して書くことです。古典では、書家によって筆法がそれぞれ違います。基本の筆使いも知らずにいきなり応用編に進むのは難しいでしょう。基本を学んで初めて古典の様々な筆法を書き分けることができるようになるのです。

 

また、最近よくある「アート書道教室」などのキャッチコピーで、初心者に「お手本なしで、思うままに自由に書きましょう」などというのもあります。いくら自由とは言っても、基本あっての応用です。書道の基本も学んだことがない方に、いきなり「自由に書け」というのも、無理があります。筆使いも字形も自由に書くのを「創作」と呼びます。しっかりとした技術に裏打ちされてこその創作です。まずは基本をしっかり学びましょう。

 

では、独学はどうでしょうか。上級者であれば可能でしょう。ですが、初心者が独学で書道を学ぶのは難しいでしょう。お手本どおりに自分で書けばいいだろうと思う方もいるかもしれませんが、筆使いもわからずにただお手本の形を真似るだけでは上達するのは難しいからです。ただ形を真似ることを「肌を真似る」と言います。形を作る前に、筆使いが重要です。師匠は「肌を真似るだけではいけない」というのが口癖です。ことわざにもあります。「千日独学するより、一日良き指導者につけ」すなわち「千日の勤学より一日の名匠」。何をかいわんや。

 

西麻布書院では、正統派の書道を教えています。初心者の方は、まずは結構法で筆使いの基本を学び、その後楷書、行書、草書、仮名、隷書・・・と進んでいきます。もちろん、楷書だけ習いたい、隷書も習いたい、などの要望にはお応えしていきます。ただ、学ぶ順序も大切です。たとえば、隷書を習いたい方は、楷書を習得していることが前提です。篆書を習いたい方は、隷書が書けることが前提です。

また、他の書道教室では、クラスでは宿題の添削と新しいお手本をもらうだけで、授業中には書くお稽古をしないところも多いそうです。西麻布書院では、クラスでしっかりと書くお稽古をします。それがメインです。授業では、前回習ったところを家で書いてきたものを添削→今日のお手本揮毫→書く練習→→→→→添削、という流れになっています。

また、他の教室ではコピーのお手本をもらうだけで、先生が目の前でお手本を書いてくれないところもあるそうです。先生にお手本を書いてくださいと頼んだら怒られたという話を聞き、驚きました。西麻布書院では生徒さん一人一人の進度が異なりますので、一人一人にその日のお手本を目の前で書いて見せます。それは筆使いを見ていただくためです。授業では筆使いを学ぶことが最も重要です。

 

初心者で中国法の古典を早く学びたいと思う方も、まずは基本を学ぶことをお勧めします。遠回りに思えても、結局はそのほうが上達が早いことが後々になるとわかるでしょう。

大切なのは、教室で基本からきちんと習い、習ったことを家に帰って書いてみる・・・その繰り返しでどんどん上達していきます。

何事もやはり早道はないのです。基礎からきちんと学ぶことが、最大の近道と言えましょう。修練あるのみ。千里の道も一歩から。

私自身もいま千里の道の途中です。西麻布書院で一緒に頑張りませんか?

 

西麻布書院 代表  古川静仙

 

習い事・お稽古事がしたくなったら… 西麻布書院へ

 

How you should learn Shodo?

I am wondering what Art Shodo is, which is popular recently in Japan.

They write just freely just like painting. However, it is just a graffiti from my view of point who learn traditional callygraphy.

I think that without practicing any traditional technique, it should not be called "Shodo".

Shodo has 2 thousands years history in Japan. So I think that it should be respected seriously.

 

We teach traditional technique from Japanese and Chinese historical calligraphers. Gradually your own calligraphy "sho" is growing. Then you can write your original "sho".

It takes years or more. I can say it is my career aim of my life.

"Every journey begins with a single step."

 

Thank you,

 

Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shodo Studio

 

 

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