2015年展覧会~古川静仙の出展作品篆書(杜牧(とぼく)の『南陵道中』) ~ Shodo exhibition 2015 ~

先日の展覧会に出展した作品をご紹介。

 

↓展覧会場にて。私の作品。今年は篆書(てんしょ)と仮名(かな)の二点を出展しました。

 

篆書作品は杜牧(とぼく)による漢詩『南陵道中』

「南陵水面漫悠々。風緊雲輕欲變秋。正是客心孤逈處。誰家紅袖倚江蝋樓。」

 

読み下し例↓

「南陵の水面漫として悠々。風緊(きつ)く雲軽くして秋に変ぜんと欲す。正(まさ)に是(こ)れ客心孤(ひと)り逈(はる)かなる処、誰(た)が家の紅袖ぞ江楼に倚(よ)る。」

 

今年も羊毛で書きました。落款を書くスペースが小さかったので、落款印のみにしました。

篆書は難しいですが、書いていて楽しいです。ただ、行書や草書よりずっと時間がかかるので、根気が要ります。一日に二枚書くのが精一杯。

読むのもなかなか大変。最初の字は「南」・・・。「雲」や「家」などは何となく見てわかるのではないでしょうか。

 

また、脚が長い字体なので、とにかく縦も横も字粒が整然と揃うように書きました。

 

次回は仮名作品のご紹介。

 

 

西麻布書院 代表  古川静仙

 

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西麻布書院

 

Shodo Exhibition 2015 ~

Shodo exhibition was held in last weelk at Ginza. The aboves are my piece of works. The blue one is a poem written in seal-engraving style. 

 

There is a Shodo class in English for foreign people. You can sign up from here if you are interested in Shodo.

You are always welcome.

 

Thank you,

 

Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shoin

 

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