以前、筆の手入れについてのブログの中でちょこっと触れた「反古紙(ほごし、ほごがみ、またははんこしと読みます)」に、今日はスポットライトを当ててみたいと思います。
反古紙とは、書き損じたり、練習したあとの半紙のことです。どんどん溜まっていきますよね。それを皆さんはどうしていますか?
捨ててしまうのはもったいない!たくさんの使い道があります。
以前のブログ、「筆を手入れ」の中でいくつか紹介しましたが、それ以外にもいろいろ使えるのをご存知ですか?
たとえば、初めに書道関連での使い道を紹介しますと、
○筆の墨を落とす
○筆の水気を拭き取る
○つけすぎた墨を反古紙に当てて落とす
○墨の水気を拭き取る
○何枚か重ねて、洗った硯を伏せておく
○クラスで使った筆を持ち帰る時に、穂先をくるむ
私は手紙を書くときに、縦書きだと、インクが乾くより早く次の行にいくので、1行書くごとに反古紙を当ててインクを吸い取りながら次の行を書いています。反古紙をあてないと手でこすって滲んでしまいますから。この場合は、仮名用半紙の反古紙が向いています。薄くて吸い取りも抜群です。
それ以外にも、特に家事にいろいろと使えます。
◎生ゴミにかぶせておくと、匂いがしなくなります。
◎ゴミ袋の内側に広げておくと、中身を見られないように目隠しになります。新聞やチラシより反古紙はしなやかだから、扱いやすいですよ。ついでに匂いもシャットアウトしてくれますし(^o^)
◎ベランダの排水口のお掃除にとっても便利!反古紙でゴミをつまんでくるんで捨てます。最後に反古紙に水を含ませてこすると、排水口がピッカピカ!
◎もちろんベランダの排水口以外のお掃除にも活躍します!キッチンの流しとか、排水口など、どこでも使えますよ。
◎靴の中の詰め物に。よく新聞紙などを詰める場合が多いと思いますが、和紙ですから、新聞紙よりしなやかで、靴に詰めやすい上に、汗などの水気もよく吸い取ります。それに墨は匂いもとってくれます。
◎引っ越しの時、食器などを包むのに使えます。しなやかな上に丈夫です。私も引っ越しの時は、反古紙を大量に使いました。もちろん、引っ越し先で荷を解いたあとの反古紙は、食器をくるんでいただけで、汚れているわけではないので、またさらに掃除などに使えます。
◎宅急便などで壊れやすいものを贈る時に、何枚か重ねて包みます。あくまでも反古紙なので、家族や親しい友達などに。私は、親に反古紙で包んだ物を送ったら、包んであった半紙の書が素晴らしい!と思わぬ反響に驚いたことがあります。包んだ中身のほうがメインなんだけど・・・それにそれ失敗作(^_^;) 親はその反古紙のシワを伸ばして、大切にとってあるそうです。親ってありがたい(^_^;)
・・・などなど、半紙は書道のお稽古だけでなく、お稽古に使い終わったあともいろいろと役に立ってくれます。
半紙は和紙である上に、反古紙には墨がついています!和紙は新聞紙やチラシよりしなやかですし、墨は匂いをとってくれます。これを使わない手はありません!
他にも、私はあまり揚げ物は食べないのですが、揚げたフライや天ぷらを反古紙に置くと、油をよく吸い取ってくれるそうです。わざわざシートを買う必要はありませんね!
皆さんも是非お試し下さいp(^.^)q
西麻布書院
代表 古川静仙
習い事・お稽古事がしたくなったら・・・西麻布書院へGO!
How to use the used Japanese papers?
Do you know that the used Japanes papers after you practiced Shodo are very useful?
Japanese papers are high quality, very soft, and strong. In addition, "sumi" -Japanese ink- is on the used papers.
"Sumi" can shut out the bad smelling of kitchen refuses by just covering.
Please try!
See you next time,
Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shoin
書道教室の西麻布書院は、趣味として学びたい方から本格的に学びたい方まで、書道を基礎からきちんと学べる教室です。ご希望の方は第一回目のクラスを入会手続き前に体験できます。外国人の方には英語でお教えします。出張書道教室もあります。
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