生徒さんたちの展覧会2019 ~Shodo exhibition 2019

今年も無事に展覧会を終えました。皆様、真夏の締め切りで本当に大変だったと思います。今年も十二名の生徒さんたちが出品致しました。今日はその出品作品をご紹介します。

↓まずは剛仙さんの作品から。趙之謙の「嶧山刻石」

剛仙さんは篆書に恋焦がれて書道を始められました。以来、毎年篆書作品を出品されています。

続いて、恵仙さんの作品。サイモンとガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」の一部をなんとご自身で漢詩に訳して、九成宮風の楷書で書きました↓

九成宮の姿勢のいい美しい楷書作品になりました。表装も素晴らしいかったですね!

続いて、奏僊さんと奨仙さんの作品。

左は奏僊さんの作品で、夏目漱石の「無題」
右は奨仙さんの作品で、李白の「月下独酌」

お二人とも随分と腕を上げられたと思いました。表装も素晴らしいです。

↓初めての草書作品に挑戦した惇仙さん。李白の「獨坐敬亭山」

惇仙さんにとって初めての草書で、たくさん書いていました。みるみるうちに腕を上げられたと思います。

続いて、朋仙さんの柳宗元「江雪」の作品↓

更に腕を上げられました。そして雪の風景をイメージした素敵な掛軸になりました。

続いて漢字仮名交じりを書いたお二人の作品。
まずは、紅仙さんの与謝野晶子「太陽と薔薇」から↓

下の青い部分と白い線はセーヌ川、上の花柄は花市を表したとても素敵な表装になりました。

続いては、暉仙さんの独特な作品。武者小路実篤「一個の人間」↓

暉仙さんは墨絵もする方で、この紙はご自分で墨を吹いたそうです。右下の影はスカイダイビングをする人を表したそうです。印もご自分で彫り、多才な生徒さんです。

続いては額装のお二人。まずは耀仙さんの漢字仮名交じり作品で、道元禅師の「随聞記」↓

道元禅師の詩は心に響きます。

琴仙さんの王安石「梅花」↓

強弱をつけた立派な楷書が書けたと思います。

最後に初出品のお二人↓

「鶴舞」はご本人の出身校の校歌の冒頭から選んだそうです。まさに丹頂鶴を思わせる美しい掛軸になりました。

↓「福如雲」

「福 雲の如し」 とても力強く立派な作品になりました。

…と一気に十二名の作品をご紹介しました。皆様、それぞれにこの一年で腕を上げられたと感じました。また、それぞれの個性や好みが表れていて、素晴らしい作品になりました。特に当院の生徒さんたちの作品は、落款印が上手に押せていると褒められました。皆様、落款も書き、印も汗だくで押しましたね。皆様をとても誇りに思います。また、印は全て渡邊大寛先生に彫って頂きました。今年は16顆という無理なお願いを快く引き受けて下さり、素晴らしい印を彫って下さいました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

最後に、今年出品できなかった生徒さんも含め、皆様の来年の作品を今から楽しみにしております。

西麻布書院 古川静仙

My students' work on the exhibition!

The exhibition was held in Ginza in October. The above are my studens' work! They worked very hard during hot summer!

If you are interested in Shodo, please contact us from here. For the details about Shodo classes are here.
Thank you,

Seisen Furukawa
Nisihi Azabu Shodo Studio

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