まずは言葉選び。墨場必携や漢詩などからいいと思った言葉を選びます。同時に篆書で書くとどうなるか、今度は字典と首っ引きで文字を調べ、疎密のバランスなどをを考えながら下書きをし、そして朱と黒の墨で印稿を仕上げます。
これは先日謙慎書道会展に出した「澹然自逸」の印稿です↓
次にそれを鏡文字で石に筆で書きます。文字通り、印稿を鏡に写し、鏡の中に写った文字を石に墨と筆で書いていくのです。書いては今度は石を鏡に写し、修正を重ねていきます。いい印を彫るにはここが重要。
書作品に押印する雅印を超えて、篆刻も書道と並ぶまでその世界が広がってきました。「方形の書」とも呼ばれる篆刻もまた奥が深いです。勉強することも沢山あります。これからもコツコツと(猛烈に)頑張ろうと思います。
西麻布書院 古川静仙
書道教室の西麻布書院は、趣味として学びたい方から本格的に学びたい方まで、書道を基礎からきちんと学べる教室です。ご希望の方は第一回目のクラスを入会手続き前に体験できます。外国人の方には英語でお教えします。出張書道教室もあります。
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