篆刻の展覧会2017 ~Seal-engraving exhibition 2017

初めての出品。

一年ほど前から念願の篆刻を習い始めました。以前から興味があり、独学で篆刻の真似事をしておりました。でも本を読むだけでは分からないことが多く、独学には限界があると、やはり習いに行こうと決意しました。忙しいのにこれ以上増やしてどうすると、家族には反対されましたが、どうにかこうにか続けています。たったの一年でまだまだ右も左も分からない状態で、出品など考えておりませんでしたが、先生の勧めとクラスメートの皆様のサポートのお陰で、何とか社中展に出品することができました。皆様、ありがとうございました。

初めての出品。

↓白文の『雲鶴』と朱文の『滋煕』。滋煕(じき)とは潤い・和らぐの意です。

↓朱文の『叡齊』と白文の『花鳥風月』

『叡齊』(えいさい)とは、すぐれてさとい徳をいいます。


皆さんも展覧会の作品に印を押しましたね。文字の部分が白い(凹)印を白文、文字の部分が赤い(凸)印を朱文と言います。

篆刻も書道と同じで、彫っている時は没頭して時間が経つのも忘れるほどです。まだ駆け出しですが篆刻は大好きです。もっと時間が取れたらと思うのですが、やはり書道のほうが優先なのでなかなか思うようにいきません。でも、とにかく続けることだけを頑張っています。


展覧会はちょうど11月の連休の時だったのですが、何と風邪を引いて寝込んでしまい、初めての出品だったのに会場で作品を見ることができませんでした。10月は書道の展覧会でずっと多忙な日々が続き、どっと疲れが出てしまったようで反省しています。わざわざ会場に見に行って下さった生徒さん方、ありがとうございました。

これからもコツコツと続けます。もし来年も出品することになったら、皆さん見にいらしてくださいね。



西麻布書院
古川静仙


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