昨日は生徒さんたちの力作を紹介しました。今日はわたくしの作品をご紹介。
ここ数年は隷書、篆書、金文と古代文字が続いたので、久々に行草体を書いてみました。
杜甫『絶句』二首 其の二
江碧鳥逾白 山青花欲燃 今春看又過 何日是帰年
江碧にして鳥逾々白く、山青くして花燃えんと欲す。今春看々又過ぐ、
何れの日にか是れ帰年ならん。
↓二作目は半切の仮名作品。
『古今和歌集』より
「奥山にもみぢふみわけ鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき」 よみ人しらず
奥山耳紅葉ふミ分介鳴くし可能 聲幾く時曽秋盤可那し起
古今和歌集の中でも好きな句。奈良公園で見た鹿の群れを思い浮かべながら書きました。
古印風の「静」印は自分で彫りました。
金色の布地に何と本物の紅葉!素晴らしい掛け軸にしてくださり、ありがとうございます。
さて、来年は何を書こうかな。
西麻布書院
古川静仙
書道教室の西麻布書院は、趣味として学びたい方から本格的に学びたい方まで、書道を基礎からきちんと学べる教室です。ご希望の方は第一回目のクラスを入会手続き前に体験できます。外国人の方には英語でお教えします。出張書道教室もあります。
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