今日は、書道上達の秘訣をお教えしましょう。
と言っても、上達するにはお稽古あるのみ。それをいかに継続するかにかかっています。
①毎日30分書く
私がまだ会社勤めをしていた頃は、週に1回クラスに通うのがやっとでした。そこで、毎日会社から帰って、寝る前に、30分は書道のお稽古、そして30分は英語の勉強に当てていました。特に書道のお稽古はいい気分転換になりました。クラスで習ったことを家で毎日30分書くだけで、上達していくのが自分でも分かるほどでした。そして、翌週のクラスで、家で書いたものを先生に見ていただくのも楽しみでした。30分のお稽古をバカにしてはいけません。全く書かずに次の授業を受けるのとは、大きな違いです。半紙が真っ黒になるまで苦手な部分をとことん練習することも時には必要ですが、6文字や2文字など、お手本通りに何度も何度も書いてみることも必要です。この時は半紙は惜しみなく使うことです。私は1箱1,000枚の半紙をだいたい2~3ヶ月で使いきります。
習ったことを次のクラスまで毎日少しでも書いてみる・・・毎回その繰り返しでどんどん上達していきます。毎日が無理な方は、週何回かでも、全く書かないよりはいいです。
②完璧主義にならない
私は完璧主義なので、完璧にお手本通りに書けないと、その字だけ何十枚も書き続け、なかなか次に進めないことがままありました。そんな時、先生が「次に進みなさい」と言ってくださいました。それでうまく書けない字は不本意ながら放っておいて、次へ進みました。
いろいろな字を習っていくと、同じような線が必ず出てくるものです。ですから、書けなかったものが、他の字を習うことでいつの間にか書けるようになりました。
あまり一箇所にこだわって立ち止まらずに、どんどん次に進むことをオススメします。時間が経ったときに、以前書けなかった字を書いてみてください。きっと前回より上手になっているはずです。
③お稽古を休まない
お稽古日は2ヶ月前から決まっていますから、最優先にしましょう。月3回のお稽古の人は、お稽古のない週があります。その日を他の用事に有効活用しましょう。ちなみに、私は今まで一度もお稽古を休んだことはありません。積み重ねが大切です。継続は力なり。
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西麻布書院
代表 古川静仙
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Seisen Furukawa / Head of Nishi-Azabu Shoin
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