冨岡鉄斎の書画作品の販売
鉄斎70歳の時の作品
冨岡鉄斎は、幕末天保7年(1836年)に京都に生まれました。幼少期から学問の道を志し、国学、勤王思想、儒学、仏教などありとあらゆる学問を熱心に学びました。鉄斎が二十代(幕末から明治初期)には勤王の志士たち(高杉晋作)とも交流を持ちました。また、私塾を開いて熱心に学問を教える傍ら、日本国内のあらゆる名山や史跡を旅して回ります。この旅で得た景色がのちの壮大な絵画のベースになりました。明治維新後は、大鳥神社や湊川神社の神官を歴任し、神社の復興や調査に尽力しました。
四十代半ば以降(明治中期〜大正)は京都に定住し、本格的に学者としての生活に専念します。鉄斎は「万巻の書を読み、たくさんの旅をする」という文人画の理想をそのまま体現したような生き方をしました。集めた蔵書は数万冊に及んだと言われています。
鉄斎がちょうど七十歳、古希を迎えた明治三十九年のユーモア溢れる作品です。
「是誰寒山拾得や」
これたれぞ かんざんじっとくや
ここにいるのは一体どこの寒山と拾得だ?
というユーモラスな禅問答です。
左奥の人物が寒山(かんざん)、右の箒を持っているのがが拾得(じっとく)です。
鉄斎は学問に深く通じた上で絵を描いた文人です。生命力に溢れた墨線と、寒山のニカっと笑う表情や、拾得の後ろ姿と、人間味のあるユーモラスな姿が特徴です。
風帯付掛け軸
丙午(ひのえうま)
落款をご覧ください。「丙午(ひのえうま)宵日」と書かれています。今年は奇しくも丙午年。なんとちょうど百二十年前に書かれた作品なのです。
金額 百二十万円(税込)
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西麻布書院 古川静仙
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