古川静仙の展覧会2019 ~Shodo exhibition 2019

セントラルミュージアム銀座にて展覧会が開催されました。

前回は生徒さんたちの力作を紹介しました。今日はわたくしの作品をご紹介。


今年は杜甫の「贈衛八処士」百二十字をキビキビとした楷書と草書で書きました↓

セントラルミュージアム銀座にて展覧会が開催されました。


杜甫四十八歳の作。昔の友人えいを訪ねて二十年振りの再会を喜び合った詩。「人生においてお互いに会い難い。昔別れた君に二十年たって再び会おうとは。十杯の杯を重ねても酔わない。ただ君の変わらぬ友情に感謝するのみ。明日別れ別れになってしまえば、お互いにあてもつかなくなってしまうのだ。」五言古詩を二十四句、百二十字。前半を楷書で、後半を草書で書きました。

引首印「坦懐(平静な心、平らで穏やかな心の意)」は自分で彫りました↓

姓名印は小篆で、雅号印は金文で彫りました。2.4㎝↓

紙は意図してオレンジを選んだわけではなく、猛暑のなか紙やさんにどうしても行けなくて、有り合わせの紙でした。表装はお任せで、会場で初めて作品を観た時は、その派手さにびっくりしました。オレンジの全紙に合った大柄の地模様入りの布で作ってくださったそうです。重厚な掛軸にしてくださり、ありがとうございました。

毎年夏は作品の締め切りで、今年は特に辛かったのですが、展覧会で作品を観ると出してよかったと思いました。来年書くものも、もう決めております。皆様、来年も頑張って出品しましょう!

西麻布書院 古川静仙

Seisen's work at the exhibition 2019

The exhibition was held in Ginza in October. The above is my work which is a Kanji poem by Toho. I worked very hard during hot summer! I also engraved all of 3 seals by myself on this piece.

If you are interested in Shodo, please contact us from here. For the details about Shodo classes are here.
Thank you,

Seisen Furukawa
Nisihi Azabu Shodo Studio

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